サブリース契約を結ぶ前に知っておきたいメリットとデメリットとは
不動産オーナーの皆さん、サブリース契約についてどれだけご存知でしょうか。
この契約形態は、資産運用の最適化を目指す不動産オーナーに存在する選択肢の1つです。
サブリース契約について総合的に理解し、より良い不動産経営を行っていくために必要な知識にはどんなものがあるのでしょうか。
今回は、サブリースの基礎的なメリットとデメリットについて見ていきましょう。
□サブリース契約のメリットとは
*管理と運営が一任できる
サブリース契約を結ぶことで、不動産物件の管理や運営を不動産会社に一任できるメリットがあります。
清掃、保守点検、入居者対応など、通常オーナーが行うべき業務を全て委託することで、オーナーの負担が大幅に軽減されるでしょう。
不動産業以外の仕事を持つオーナーにとって、このメリットは業務の幅を広げる大きな助けとなるはずです。
*空室リスクの軽減
通常の賃貸借契約において、空室は収入減に直結します。
しかし、サブリース契約では家賃保証があるため、空室や延滞があっても一定の賃料を安定して得られるメリットがあります。
不慣れなオーナーや家賃収入の確保に不安がある方にとって、この安定性は魅力的ではないでしょうか。
3:税金計算が簡単になる
サブリース契約により、税金の計算作業が簡単になります。
一般的な賃貸契約では、入居・退去の度に税務処理が必要です。
しかし、サブリース契約では不動産会社との契約分のみで済むため、時間と手間がかなり少なく済むというメリットがあります。
□サブリース契約のデメリットとは
*利益の減少
サブリース契約では管理業務を賃貸管理会社に任せられます。
しかし、管理業務が多ければ多いほど手数料や保証料が高くなり、オーナーの最終的な利益は小さくなりやすいもの。
空室期間の家賃まで保証する場合は賃貸管理会社のリスクが高まるため、それに伴う保証料も高額になりやすいでしょう。
*リスクの見極めの難しさ
サブリース契約は賃貸管理会社を間に挟んだ2つの賃貸借契約で行われ、オーナーにとっては契約内容の理解が重要です。
しかし、サービスによってはオーナーが負うべきリスクや制限が複雑になり、適切なサービスを選ぶことが難しくなりやすいです。
特に新しいサービスや斬新なサービスでは、リスクの見落としや誤解が生じやすいです。
□まとめ
サブリース契約は、多くのメリットをもたらしますが、同時に存在するデメリットには注意しなければなりません。
管理の簡略化や安定した収入、税務処理の簡潔化などのメリットがある一方で、利益の減少やリスクの見極めの難しさといったデメリットも存在します。
サブリース契約する際は、これらのポイントを1つずつ確認していきましょう。
松江市周辺で不動産について気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。